カティーサークを作る《船体(船尾)の組み立て》【1/80 帆船模型製作記 Vol.1】

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カティサーク船尾ブロック仕上げ

開梱しまーす‼

帆桜
帆桜

日本丸の完成から4か月、ついに新しい挑戦が始まります。今回製作するのは憧れの快速帆船カティーサークです。日本丸で培った技術を活かしながら、今回も焦らず楽しく組み立てていきたいと思います。帆船模型ファンの皆さんも、初めての方も、完成までの長い旅路を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。それでは、さっそく製作スタートです!

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カティサーク箱

今回挑戦するキットは1/80スケールのカティーサークです。

なんと製作参考時間は380時間という超大作になります。

そして今回の製作テーマは、一応の夢ですが和風な海賊船に仕上げることです。

実船の歴史的な美しさをリスペクトしつつ、自分だけのオリジナリティをどう組み込んでいくか、今から妄想が止まりません。じっくり時間をかけて、この大作と向き合っていきます。

たくさんの木材や図面、部品一覧表が詰まったカティーサークの箱の中身

箱を開けた瞬間に広がる心地よい木の香り‼

中身を見てびっくりです。パーツが想像以上に大きく、思わず冷や汗が…

夢のテーマを語る余裕が早くも消えそうです。

船体の組み立て手順が詳しく描かれたカティーサークの説明書

開いた説明書を前に、早くもフリーズ気味です。

これ、完成までに1年以上かかるかも⁉

ウッディジョーさんの丁寧な解説通りに進められるか、正直不安です。

カティサーク日本丸と比べる

前作の日本丸の後ろに、今回の原寸図を重ねてビックリ⁉
なんとカティーサークが、約300ミリも大きいことが判明しました。

完成した時の、置き場所をまったく考えていなかった~!

完成前から大慌てです。

説明書の上に並べられたカティーサークの細かなプラスチック部品や旗のステッカー

部品の検品です。

木だけじゃなくプラ部品もあるんですね。

それにしても、デッドアイとブロック「一体何個あるの?」

最後にこのカッコいい旗を付けられるのはいつになることやら…

まずは 船尾の組み立てから挑戦です!

龍蔵
龍蔵

オィース!

ワシが船長の 龍蔵じゃ~ よろしく頼むぞ。

カティサーク カッコよく仕上げてくれよ。

くれぐれも沈没しないように頼むぞ!

船尾フレームの図面の上に置かれたレーザーカット済みの木製パーツ群

さーて、いよいよ工作スタートです!

まずは船尾ブロックの組み立てに向けて、レーザー加工された木製部品をカットしていきます。

説明書の図を見ながら、慎重に切り離していきますよ。

カティサーク船尾ブロック部品

カッターでゴリゴリっとパーツの切り離しが完了!

よく見ると「口が空いてる不思議な形の部品」がありますね。

これも、この後の組み立てで使うのかな?

真ん中のパーツを芯にして階段状にきれいに積み重ねられた船尾ブロックの様子

真ん中の部品は、ブロックの位置合わせに使います。

木工用ボンドを使ってしっかり貼り合わせていきます。

階段状にきれいに重なって、だんだん立体的なパーツになっていくのがとても面白いです!

階段状の木製ブロックに金属製の定規を当てて直角を確かめている様子

90度確認!

ボンドで貼り合わせたパーツが、しっかり90度になっているかスコヤで確認です!

ここが歪んでしまうと、この後の船体全体の組み立てに響いてきちゃいますからね。

いきなり問題発生かー‼

カティサーク船尾ブロック板合わず

ここまで順調かと 思いきや?

大ピンチが発生です!一番上に貼る天板の部品を合わせてみたら、なんと真ん中にクッキリと隙間が空いていました(汗)

えぇー!どうしてこうなった?

なんとか良い修正方法を見つけ出します!

隙間の空いたブロックの手前にアーチ型の木製レーザー加工パーツを置いた様子

どうやらこのCとDの部品は、後から船尾の外板を取り付けるためのガイドだったようです。

まずは先にこの船尾のパーツと合わせてみて、全体の様子を見ていきます!

なんだ! この硬い部品は⁉

お湯に浸した船尾外板曲らず

この板が 硬いー!

お湯の中に浸して温泉気分で柔らかくしようと試みましたが、今のところビクともしません!

温泉中 ♨…

むりして曲げると 割れそうで怖い?

剣司
剣司

オッス!俺様は、バイキングの 剣司、ヨロシク‼

おいおい最初から何やってんだ! 板 割るなよ?

どれ、俺に貸してみな! グギ バキッ…
出来たぞ ホレ これでどうだ。

カティサーク船尾外板 鍋で煮込む

お湯でダメなら煮込むしかないとフライパンへ投入!

熱さと不安に耐えながら、手で持てないほど 熱くなってきた! 

限界がきて輪ゴムでパッと止めてみたら、簡単に曲がりました!

まるで イカ焼き のようでした‼

カティサーク船尾外板 ねじれ修正

曲げの次は、板の両側をねじる微調整に挑戦です!

が… 反力で戻ってしまいます。

そこで閃いたのが、フレームの抜き板と割り箸を使った「つっかえ棒作戦」です。ガッチリ固定してこのまま一晩放置することにしました。

きれいな半円のアーチを描いて自立している木製の船尾外板パーツ

大成功‼

割り箸のつっかえ棒作戦がバッチリ効いて、戻ることなくきれいなアーチとねじれをキープしてくれました。

とりあえず、クリアできてホッとひと安心です。

CとDの文字が刻まれた天板パーツが隙間なくきれいに合体した様子

天板は、真ん中の凹部を削り、中央に寄せました。

加工を終えて合わせてみると、見事にピタッと合体成功です。

これで船尾の土台がしっかり固まりました!

ブロック荒削り

カティサーク船尾ブロック荒削り

船尾ブロックの加工

一番下の線を基準にして、カッターとペーパーで荒削りをしていきます。

やはり カッターの キズが残るので、左側はペーパーで全部削ります。

傷がなくなり滑らかな曲面に仕上げられた木製の船尾ブロックパーツ

カッターのキズは無事に取れました。

説明書には「0.5ミリほど削り代を残す」と書いてありますが、なにしろ船体がデカいですからね。

後から全体を合わせながら削るのは大変そうなので、もうこの段階で大体きれいに仕上げちゃいます。

組み立て中の木製フレームに三角定規と金属定規を当てて直角を測定している様子

船尾フレームの組み立て

ここでも歪みは禁物なので、三角定規とスコヤを使って、直角と平行を合わせながらフレームを接着していきます。

しっかり固定されるまで慎重に様子を見守ります!

12番の数字が書かれた木製フレームパーツのフチを斜めに削っている様子

12番のフレームの加工

船体のなめらかな曲線を出すために、パーツを基準の線に合わせて斜めに削り込んでいきます。ここをしっかり削っておかないと、後から貼る外板が浮いちゃうんですよね。

木製ブロックと12番フレームに外板をあてて隙間を調整

削り出した12番のフレームにブロックを仮付けして、外板がフラットになるまでひたすら削って微調整を繰り返します!

ここがピッタリ合わないと、きれいな船体ラインになりませんからね。外板パーツは、お水で少しずつ湿らせながら慎重に曲げ癖をつけていきます。

船尾外板 取り付け

船尾ブロックのカーブに沿って弓状に湾曲した木製外板パーツ

さぁ~この弓のように曲がった外板をどうやってブロックに合わすか?

ただいま絶賛悩み中です。立体的で複雑なカーブなので、一筋縄ではいきそうにありません。日本丸の経験とアイデアを総動員して、なんとか攻略法を見つけ出します!

龍蔵
龍蔵

オーィ! こんなに デケー穴だらけだと沈没するぞ…

黒い結束バンドで何重にもグルグル巻きに固定された木製の船尾パーツ

ジャジャ~ン‼

ちょっと見た目はお見苦しいですが結束バンド作戦決行です!

弓状に曲がった外板をパーツに密着させるため、グルグル巻きにしてガッチリ固定しました。

隙間にはゼリー状の瞬間接着剤を流し込んで、このまま一晩放置して様子を見ます。これでバッチリくっついてくれることを祈ります!

木製パーツと外板の間に数ミリの隙間が空いてしまっている船尾ブロック

一晩明けてバンドを外してみたらまさかの隙間を発見です!

写真だと少し分かりづらいですが、上側に約3ミリ、さらに下側にも約1ミリの隙間が空いてしまいました。どうやら無理に固定したせいで、船尾外板が歪んでしまったみたいです。

甲板パーツと削りすぎて隙間が空いてしまった船尾外板

船尾外板の上面が当たっていたので、フラットになるよう削って修正

かと思いきや‼

甲板を合わすと…

ケッ 削りすぎ~‼

結束バンドで固定された船尾上部パーツ

冷や汗が出ますが、とりあえず先へ進めることにします!

続いては、先ほどの船尾外板の上側にさらに重ねる部品の加工です。

こちらも、フライパンでじっくり煮込んでから、型枠に合わせて結束バンドでガッチリ固定。

パテ 使いたくないんですが…

目玉クリップで固定された甲板と船尾パーツの間に大きな隙間が空いている様子

乾いたので 船尾に合わせてみます。

なんじゃこりゃ‼

ヤバイ! ガッポリすき間が!

なんとかしてこの隙間を攻略しなければ!

ウッディジョー 1/80 カティーサーク外板を削って隙間を修正した船尾ブロック

どっ、どうしよう…

とりあえず…外板を隙間に合うように削ってなんとか力技で修正しました!

まだ少し残っている細かい穴や段差は、このあとパテをしっかり盛ってキレイに修正していきます。 

剣司
剣司

俺に任せろ!

パテ、モリモリ作戦… へへー これでどうだ!

ウッディジョー 1/80 カティーサーク船尾パテ修正

キッタネー!

パテを、塗るのは難しいです。

今はまだ下地作りの段階なので、この見た目でも全然大丈夫です!ボンドとパテがしっかり乾燥したあとで、ヤスリをかけて平らに削り落とし、きれいに仕上げていきますよ!

ウッディジョー 1/80 カティーサーク 船尾のパテ修正とサンディングの仕上がり

こんなもんですかねー?

凹凸が深かったので、パテを3回 塗り、修正しました。
根気よく繰り返した結果、ここまで滑らかに仕上げることができました。

綺麗な3次元カーブを出すのは大変でしたが、これで次の工程へ安心して進めそうです!

ウッディジョー 1/80 カティーサーク 船尾を真後ろから見たパテ修正と成形仕上がり

まさか最初の最初から、こんなにがっつりパテ修正をすることになるとは夢にも思いませんでした……!

帆船模型はやっぱり難しいですね‼

でも、苦労した甲斐あって、真後ろから見ても綺麗に左右対称のラインが出て一安心です。この山場を越えたことで、少し自信がつきました(笑)

■ 第1回のまとめ(帆桜船長の制作アドバイス)

ここまで作ってみての感想ですが……ぶっちゃけ、説明書の内容が雑で、めちゃくちゃ分かりづらいです!
組み立ての難易度も、日本丸より高いと思います。

特にブロックの組み立ては、「最初から設計不良なのかな?それとも僕のミス!?」と頭を悩ませる部分が多々ありました。
でも、こういう謎解きをしながら、あーでもないこーでもないと削って考えて作っていくのが、模型作りの醍醐味ですよね。この先の工程がむしろ楽しみになってきました!

そして、とにかく船尾の外板が硬かった~‼
皆さんもやけどに注意して、じっくり煮込みながらやると曲げやすくなると思いますよ。

パーツ自体の反りやねじれも酷かったので、すき間の修正や接着には本当に苦労しました。ここを乗り越えられたのは大きな一歩です!

以上で、『カティーサークを作る《船体(船尾)の組み立て》【1/80 帆船模型製作記 Vol.1】』を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました!

次回は、フレームの組み立てです。
なんと、キールの組み立て時にまたまたハプニングが発生……‼︎

次回のVol.2もどうぞお楽しみに!

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