
こんにちは、帆桜です。
今回の記事は、外板張りの仕上げとなる「外板張り後半」です。
いや~、模型作りにおいて「寸法」って本当に大事ですね……!
あちこち微調整しながら進めてきたツケが回ってきたのか、なんと最後の1枚がどうしても張れないという事態に陥ってしまいました。
この最大の引き際をどうやって収めるのか!?
それでは、どうぞ!
画像はすべて拡大できます。
船底の 外板張りは 順調ですが…
ボンドが乾くまで浮いてこないように、こんな風に黒いビニールタイ(焼きそばの袋を止める針金)を使ってギュッと縛り、しっかり固定しておきます!【100均の園芸コーナーにありますよ♪】
下側から数えて7枚目の外板を無事に張り終えました。
上からのラインと下からのラインが徐々に近づいてきて、船体らしくなっていくのが分かります。
ここまではすき間もなく、計算通りにとても順調に進んでいますが……?
ちょっとアップでお見せするのも、お見苦しいのですが……
前回の前半戦で悪戦苦闘しながら張った、あの外板の部分が改めて見るとデコボコです⁉
このあと ヤスリやパテで必死に修正していくわけですが、一体どれくらいフラットな 面にまで戻せるのか、今は不安しかありません……(泣)。
今度は すき間が足りない!あれ~?
前回の前半戦では「ガッポリ空いたすき間」に泣かされましたが、今度はまさかの「すき間が狭すぎて板が入らない」という真逆のハプニングです(笑)
気のせいかと思って、原寸図に何度も合わせながら、何回計算し直して数えてみても、やはりどうしても1枚分の隙間が足りないのです……。
船尾に比べるとまだ少しは隙間が残っているように見えますが、それでもやっぱり、最後の板を収めるには寸法が足りません。
図面の上に乗せてパーツのラインをきっちり突き合わせてみても、完全にアウト。
あっちを立てればこっちが立たずで、どこで計算が狂ってしまったのか……。
モデラーとしての腕と知恵が試される、本当にシビアな局面に立たされています!
アーッ‼ わかった!
原因を突き止めるべく船体をじっくり見回していて、ハッと気が付きました。
Vol.2のフレーム組み立てのとき、船底キールがどうしても合わなくて力技で2mm削って下げた、あのハプニングです!
まさか、あのときの2mmの帳尻合わせが、こんな形で最後の外板張りの寸法不足として跳ね返ってくるとは……!
「この先どうなるかビクビクしている」なんて書いていましたが、本当にここで そのシワ寄せが顔を出してきました。模型作りは、良くも悪くも本当にすべてが繋がっていますね……!
そうしてギリギリまで幅を詰めた外板を、ねじりながらなんとか隙間へと滑り込ませて接着しました!
図面通りにいかないパーツを、その場の現物に合わせて加工していくのは本当に難しいです。手の感覚だけを頼りに削り進める、まさに職人技のような緊張感のある作業でした……!

おい! 俺の船ちっちゃくなっちまったのか?

オメ~寸法ちゃんと確認したのか?

まぁ~…後悔しても仕方ない。 一艘しかないし、ぶっつけ本番…‼
失敗しても、先に進めるべし!

ちぇ~
オメー なんか...カッコ付けてねーか~?
でも~ 2mm 下げた だけなのに ナゼ?

この先、一体どんなトラップが待ち受けているのか全く分からず、正直ヒヤヒヤしています……。
前作の日本丸を完成させた経験があったせいか、「まあ同じように進められるだろう」と完全に油断していました!カティーサークは本当に一筋縄ではいきません。
ここからの工程でさらに致命的なズレを生まないためにも、もう一度、基本に立ち返って原寸図と説明書をじっくりと確認してこようと思います。 一歩一歩、慎重に進めていきます!

説明書と図面をじっくり見直してみて、ついに本当の原因が分かりました!
なんと、外板の上下にわずかな隙間が空いたまま張り進めてしまっていたのが、一番の原因でした。
1枚1枚の隙間は ほんの少しでも、10枚も重なれば 大きな寸法のズレになって跳ね返ってきてしまうわけですね。
木製模型の外板張りは、上下の外板をこれでもかというくらいキッチリと詰めながら張り進めないと駄目ですね。身をもって大きな教訓を得ました!
ギチギチに詰めて 完成です
これまでに特定したズレや隙間の教訓を活かして、ここから上下の外板がズレることなく、最後に見事な集合を果たしてくれるかどうか……! 緊張の瞬間ですが、慎重に最後の仕上げへと向かいます。
最後の隙間を埋めるため、外板の両端を極限まで細く削り、ギチギチのスペースへと滑り込ませていきます。
真ん中と端の太さが全く違う、複雑なテーパー状の形に削り出す必要があり、まさに現物合わせの真骨頂です。
少しでも削りすぎるとまた隙間が空いてしまうので、手先を集中させて慎重に、慎重に押し込んでいきます!
ついに、ついにラスト1枚まで漕ぎ着けました!
残るはこの細長い3mmのすき間だけです。
この3mmのスペースにぴったり収まるように最後の外板を細削りして、綺麗にはめ込めば、ついに大難所の外板張りはすべて完成となります!
ついにすべての外板を張り終えたのですが……仕上がりは ご覧のように、かなりのデコボコになってしまいました。
最後の方は、どうせ後からパテを盛ってガッツリ埋めるつもりだからいいや!と半分開き直ってしまい、作業がかなり雑になってしまいました(笑)
あのオイルステイン仕上げの美しさを夢見ていた頃の慎重さはどこへやら、完全に力技で終わらせてしまいました!
■ 第4回のまとめ(帆桜船長の制作アドバイス)
今回は「隙間が足りない!」という前回とは真逆のハプニングに見舞われましたが、なんとか外板をすべて張り終えることができました。ここで、外板張り後半戦のポイントを帆桜船長のアドバイスとしてまとめます!
まず、船底側の外板張りについて。
こちらは船尾などの複雑な場所に比べれば、比較的簡単にスイスイと張り進めることができます。ただし、油断は禁物です!必ず上下の外板をこれでもかというくらいキッチリと詰めながら張り進めてください。
ブログに載せた各画像を拡大して、よーくご覧ください。
私の仕上がりを見ると、外板の間に0.1mm位のわずかなすき間が空いてしまっているのが分かりますよね。この小さな「0.1mm」の油断が、後々大きな寸法のズレとなって跳ね返ってきます!
組み立ての際は、説明書だけを見ながら進めるのではなく、必ず原寸図の寸法もその都度しっかりと確認しながら作業を進めてください。今回の私のように、過去の2mmの修正がここに響いてくる、なんて罠を未然に防ぐことができます。
それにしても、外板をギュッとねじって綺麗な曲げ癖を付け、さらに隙間が一切無いように現物合わせで加工していくのは、本当に難しいです‼︎
たくさんキズやデコボコはできてしまいましたが、これをパテでどう平らに仕上げていくのか、ここからのリカバリーもぜひ見守っていただければ幸いです!
以上で 《外板張り後半》の内容を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
次回は、 デコボコ外板のパテ修正です。 おたのしみに!












