
こんにちは、帆桜です。
今回の記事は、前回に引き続き トップボードより上側の シュラウドを張って、ラットラインを作ります。 それではどうぞ…
暴れる チビデッド 以外に厄介!
画像はすべて拡大できます
先ず デッドアイを、クリンチノットで縛ります。
長さは、約80mm位で作ります。
(上の画像を参考に)
先ずは フォアマストから
白ロープは、綿100%の縫い糸を使用。
ポリエステルのミシン糸は、瞬間接着材の溶剤で、溶けました。
メインマスト カッコよく再現
クロスツリー 上側

へったくそが! 俺様の出番だぜ…
どっからロープを通せばいいのか、見りゃ~分かるだろ?
おめ~は、チビに バカにされてるんだよ… 俺なら秒で、クリア出来るぞ!
上のブロックの 集合しているロープに絡まない様に、2本のロープを束ねてデッドアイに結びます。
でも50肩には、長時間やるのはさすがに、キツイ!
座りながらだと、顔より高い所なので、単品で作業してても、しんどいです。
ちなみに、この部位は ロイヤルマストと言うそうです。
さすが《てっぺん取った》
一番高い所 って感じかな ♛

オッホン! 誰かワシのうわさ しとらんか?
おい!ロイヤルの名にふさわしい様に、キレイに仕上げてくれよな、頼んだぞ!
ラットライン 最初から苦戦!
ミズンマストからスタート
先ず、原寸図をコピーして シュラウドの後ろに挟み、ラットラインを張る準備をします。
上に向かって、しばらく試しに張っていきましたが…
ナイロンロープのほつれがひどい!
なんか グロテスク ヤバイ!
《一番上のロープが縫い糸》
試しに、縫い糸で結んだら、コブが大きすぎて目立つしな~
縫い糸は毛羽立ちがヒドイ!
ロックタイト購入
最後に、まとめて木工用ボンドを、塗ろうと思ってましたが、ほつれるし結び目が緩むので、最初からやり直します。
面倒ですが、ひと結びずつ丁寧に、接着していきます。
このやり方だと、接着剤がロープに浸透するので、たわみの再現が出来ません。
接着剤で、横のロープを突っ張って、綺麗なテーパーになりません。
ブラシ付きで、使いやすい。しかも長く使えて経済的!

テェーメ~! お前一人で、全部飲んじまったのか?
でも俺様には、カティサークがあるんだぜ!
みんなに バレねーように、見張り台で飲むかな…
見張り台の上は、なんとか張れましたが、シュラウドが曲ってしまって上手く出来ません。
クロスツリーの上側は、試しに上から張りました。
広がりすぎて、下のデッドアイと同じ幅になってしまった。
ラットラインの間隔もバラバラに!
ピーンと ネズミ~ィ ラッド!?
上等です!
これぐらいキレイに出来れば、満足です。
ラットラインの間隔も、シュラウドのラインも、大体真っ直ぐそろってますね。
動画にまとめました。
ご参考にして下さい。

毎回クリップで、挟むのが面倒でした。
このナイロンロープは、ほつれやすいので、本当に厄介です。
位置合わせは、慎重に!
トップボード上側 ラットライン完成
手前から、ミズン・フォア・メイン
ミズンは、間隔がバラバラ!
フォア・メインは、上手く出来ました。
紙パックの組み立て台は、毎回クリップでロープを挟むのが面倒ですが、上手く張れたので役に立ちました。
使ってみてくださいね。
まとめ
- デッドアイの作り方は、⑬ページの記事を参考にして下さい。
- トップボードのデッドアイは、簡単に取り付け出来ますが、回転してしまうのでボンドで位置を固定します。
- デッドアイ上側の、白ロープは ご参考に。
- ロープを張って結ぶのが難しい!
テンションを掛けて締めようとすると、巻き結びが緩むし デッドアイが回転するので、接着が難しいです。 - クロスツリーに、ロープを通すときは、絡まないようにします。
対角で通すのが、おすすめです。 - ラットラインは、以前 日本丸を組み立てたときに、木工用ボンドを薄め、筆で接着してました。
その経験を生かし張ってみたら、大まちがい!
恐らく、ロープの素材が違うのかな…? - ナイロンロープは、艶があるので締まらないし、オマケにほつれるし最悪‼
たわみの再現も出来ず! - 瞬間接着剤を使ったら、ナイロンに浸透して横のロープを突っ張って、シュラウドが綺麗に先細になりません。
- 横に寝かして、正解でした。
紙パックを利用して、クリップで両側を挟んでロープを張り、接着したら上手く出来ました。
クリップで挟むのが面倒ですが、上手く張れますよ! - 皆さんのブログや動画を参考にして、最初 コピーした原寸図で確認してました。
が…しかし、上手く間隔が測れませんでした。
で、木片を利用し スケールを自作。
1本目の巻き結びだけ、確認出来ればOKですよ!
以上で、《シュラウド・ラットラインの張り方》の内容を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
次回は、ヤードの加工~帆の準備です。お楽しみに!