こんにちは、帆桜です。
今回の記事は、前回に引き続き トップボードより上側の シュラウドを張って、ラットラインを作ります。 それではどうぞ…
暴れる チビデッド 以外に厄介!
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でました~ デッドアイ!
今回はチビなので、余裕でクリアできると思います。
ロープは、NO,2 中黒を使います。
まず チビデッドを、クリンチノットで縛りつけてやります。
準備出来た所で、スタート!
オッと、こいつは フォアマスト。
見張り台の上から ロープをたらし~ フックに掛け 巻き結びで縛って、いきなりクリア!
でも、白ロープが似合わないかな?
白ロープは、綿100%の縫い糸を使用。
ポリエステルのミシン糸は、瞬間接着材の溶剤で、溶けました。
デッドアイに、ロープを縛り付けるときは、3本ロープを挟むとやり易いです。
最初、2本だけ挟んでやってたら、目の前で クリップがグルグル回って、イライラします!
次の相手は、え~っと左から攻めます。
首を縛りつけて、白ロープで締め上げてやりました。
でも~ 足が固定されてないので、クルクル回って やりづらいなー
2匹目と3匹目を縛り、説明書通りにUターン。
でも上のロープが絡まる@@?
大丈夫か? 目が回ってるぞ!
なんとか、暴れる チビデッドを押さえつけて、6匹ゲット!
と、思ったのも束の間!
暴れるから、クロスツリーの
シュラウドから、はみ出たじゃねーか!
失敗…
どうする?
やむなく フックを抜いて、
回避!
へったくそが! 俺様の出番だぜ…
どっからロープを通せばいいのか、見りゃ~分かるだろ?
おめ~は、チビに バカにされてるんだよ… 俺なら秒で、クリア出来るぞ!
メインマスト カッコよく再現
前回の失敗を踏まえて、攻略しながらゲームを進めていきます。
チビデッドが回らない様に、木工用ボンドで足を固定します。
足のロープは、黒で巻き結び。
こっちの方が似合いますね。
ボンドは、瞬間接着剤を塗布。
今度は、真ん中から攻めます。チビデッドの 頭が回る?
白ロープを、巻き結びで縛ってる最中、クルクル回って頭の上下が、分からなくなります。
おまけに、ロープにテンションを掛けると、巻き結びが緩む?
続いて、手前を攻めます。
今度は往復せずに、対角で縛ります。
1本目 2本目は マストの前。
3本目は、マストの後ろに 通します。
すき間が開いて、ロープが絡ってませんね。
下から見上げた感じです。
左のロープを 右によせて、巻き結びで縛ります。
仕上げに、形を整えます。
このときは緩めに縛り、フックの間に来るように、3本を揃えます。
瞬間接着材を塗り 完成です。
白ロープは、自作です。
以前、日本丸を見に行った事を思い出し、作ってみました。
後でラットラインを張るときに、木工用ボンドを使うので、白ロープは、すべて瞬間接着剤を使用。
クロスツリー上側
こちらも、同じ要領でロープを張ります。
でも50肩には、長時間やるのはさすがに、キツイ!
座りながらだと、顔より高い所なので、単品で作業してても、しんどいです。
ちなみに、この部位は ロイヤルマストと言うそうです。
さすが《てっぺん取った》
一番高い所 って感じかな ♛
オッホン! 誰かワシのうわさ しとらんか?
おい!ロイヤルの名にふさわしい様に、キレイに仕上げてくれよな、頼んだぞ!
ラットライン 最初から苦戦!
この ナイロンロープ使いづらい!
カットした部分からほつれるし、巻き結びは 緩むし最悪!
ミズンマストからスタート
まず、原寸図をコピーしてシュラウドの後ろに挟み、ラットラインを張る準備をします。
上に向かってしばらく試しに張っていきました…が、
ロープのほつれがひどい!
なんか グロテスク ヤバイ!
試しに、縫い糸で結んだら、コブが大きすぎて目立つしな~
《一番上のロープが縫い糸》
よく見て下さい。
縫い糸は毛羽立ちがヒドイ!
ナイロンは ほつれるし、糸は毛羽立ち 最悪!
巻き結びを進めて、下を確認すると… 緩んでる?
締め直して先に進めても…
え”~また緩んでる???
なんか怖いぞ!
どーしょうかな~
しばらく考え 出直して来ます。
ロックタイト購入
最後に、まとめて木工用ボンドを、塗ろうと思ってましたが、ほつれるし結び目が緩むので、最初からやり直します。
面倒ですが、ひと結びずつ丁寧に、接着していきます。
このやり方だと、接着剤がロープに浸透するので、たわみの再現が出来ないし、張りもあるので、縦のロープを突っ張って、キレイに先細になりません。
立ててやるのも一苦労なので、横に寝かして作りたいと思い、紙パックを利用して、組み立て台を自作。
チョット汚い作品ですが、
これ!梅酒の空き容器でした。
テェーメ~! お前一人で、全部飲んじまったのか?
でも俺様には、カティサークがあるんだぜ!
みんなに バレねーように、見張り台で飲むかな…
見張り台の上は、なんとか張れましたが、シュラウドが曲ってしまって上手く出来ません。
クロスツリーの上側は、試しに上から張りました。
広がりすぎて、下のデッドアイと同じ幅になってしまった。
ラットラインの間隔もバラバラに!
ピーンと ネズミ~ィ ラッド!?
コピーした原寸図だと、間隔が不規則になってしまったので、木片を使い スケールを自作。
見やすいし、最初の結び目だけ確認出来ればいいと、後で気が付きました。
一本目の間隔を、スケールに合わせ接着。
ミズンマストの時は、たわみを再現しようと緩めに張ってました。
メインは逆に、左右に張りながらやってみたら、正解でした!
巻き結びを作り、紙パックの縁に ピーンと張ります。
二本目は思い切って、これぐらい張って、結んでOKです。
巻き結びを転がす様に、ピンセットを上下に動かします。
でも、ナイロンロープがほつれるので、慎重に!
一本目と二本目の間隔を合わせます。
ピンセットより、楊枝の方がいいかも。
左右の紙パックを寄せ、緩めながらやると、張り易いです。
二本目を接着し、三本目も同じ様に作ります。
上等です!
これぐらいキレイに出来れば、満足です。
ラットラインの間隔も、シュラウドのラインも、大体真っ直ぐそろってますね。
動画にまとめました。
ご参考にして下さい。
毎回クリップで、挟むのが面倒でした。
このナイロンロープは、ほつれやすいので、本当に厄介です。
位置合わせは、慎重に!
トップボード上側 ラットライン完成
手前から、ミズン・フォア・メイン
ミズンは、間隔がバラバラ!
フォア・メインは、上手く出来ました。
紙パックの組み立て台は、毎回クリップでロープを挟むのが面倒ですが、上手く張れたので役に立ちました。
使ってみてくださいね。
まとめ
- デッドアイの作り方は、⑬ページの記事を参考にして下さい。
- トップボードのデッドアイは、簡単に取り付け出来ますが、回ってしまうのでボンドで位置を固定します。
- デッドアイ上側の、白ロープは ご参考に。
ロープを張って結ぶのが難しい!
テンションを掛けて締めようとすると、巻き結びが緩むし デッドアイが回転するので、接着が難しいです。 - クロスツリーに、ロープを通すときは、絡まないようにします。
対角で通すのが、おすすめです。 - ラットラインは、以前 日本丸を組み立てたときに、木工用ボンドを薄め、筆で接着してました。
その経験を生かし張ってみたら、大まちがい!
おそらく、ロープの素材が違うのかな…? - ナイロンロープは、艶があるので締まらないし、オマケにほつれるし最悪‼
たわみの再現も出来ず! - 瞬間接着剤を使ったら、ナイロンに浸透して縦のロープを突っ張って、シュラウドがキレイに先細になりません。
- 横に寝かして、正解でした。
紙パックを利用して、クリップで両サイドを挟んで寸法を確認し、接着したら上手く張れました。
クリップで挟むのが面倒ですが、キレイに張れますよ! - 寸法は、皆さんのブログや動画を参考にして、最初 コピーした原寸図で確認してました。
が…しかし、上手く間隔が測れませんでした。
で、木片を利用し スケールを自作。
最初の巻き結びだけ、確認して接着すればOKですよ!
以上で、《シュラウド・ラットラインの張り方》の内容を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
次回は、ヤードの加工~帆の準備です。お楽しみに!