こんにちは、帆桜です。
ここから帆の準備をしていきます。
今回の記事は、帆をアンティークに見せたいので、染めていきます。
染めた帆に、釣り糸を利用して、膨らみを再現しています。
それではどうぞ…
紅茶で染める
画像はすべて拡大できます
まず、手始めに様子見で、2個ティーパックを入れて、煮込みます。
これを バスタブに入れて、ひたひたになる程度に水を入れて、約1時間 付け込みます。
いまいち、色が付かないので、次は4個…さらに4個…
最後の5個で、こんな感じです。
15個 前部使って、これしか染まりませんでした。
まあ~ 素人が染めたのでこんな物かと思います。
本当は、でかい鍋で煮込むのかな?
”おっ… これはいい色だな!
俺の服もボロボロだし、キレイに染めてくれないか?
あっそうだ… あとで生地が余ったら、もらって新調するかな!
釣り糸で 帆の膨らみを再現
帆の膨らみを再現するために、釣り具店に行き、太めのハリスを探しに行きました。
35号で、0.98mm, 50m巻きです。
本当はフロロカーボンの方が張りがあるので欲しかったのですが、ナイロンの方が安いので、これを利用します。
帆の膨らみが、上手く再現できるといいのですが…
こんな太い糸買って、大物でも釣るのか?
俺も暇だから、釣りでもするか!
ミズンヤード ロイヤルスル 準備
それでは始めます。
まず、ミズンヤードのセイルから組み立てます。
一番小さい ロイヤル スルから、切り取ります。
(スル=セイル・帆)
ハリスを、両サイドと下側に入れました。
どうでしょうか?…
先に進めないと何とも言えません!
ハリスが、以外に硬い!
ナイロンは、”ヌルっ”て感じで、切れます。
ハサミで中々切れないので、ペンチで切断‼
裏面です。
下側の接着が上手く出来ず、シワになってしまった。
ゴムのりを使いましたが、貼りづらいので、次回はのり代を長めに切り、ハリスを巻きながら接着しようと思います。
ロイヤルスル ・ヤード に取り付け
針を通そうと思ったら、布が硬くて中々刺さりません。
力んで怪我をしそうで怖い!
編み込む前に、先に穴を開けます。
編み終わりました。
どうでしょうか…
ロープの余りは、×2ぐらいでした。
次回の長さは、×4ぐらいでやってみます。
ミズンロイヤル スル 完成
張りは、いいと思います。
膨らみも再現出来てるかな~?
この先、クリューラインを張るときに、帆の丸みを整えながらロープを張っていきます。
さすが太ハリス!
ピンセットの重さぐらいでは、凹みません!
ロープの編み込みが、逆でした。
帆の裏から針を入れるのかな~?
結び目がヤードの下になる様に、説明書をよく見て、次回はチャレンジしていきます。
帆に、穴あけも忘れずに!
バントラインとクリューラインの穴を開けます。
その他の帆は、ブロックの取り付けや、バントラインの穴が増えます。
バントライン《帆を畳むロープ》
クリューライン《絞帆する時に帆を引き上げるロープ》
トップ ゲルンスル
二つ目で慣れましたね。
前回の失敗を踏まえて…
のり代枠より、3mm多めに切り取り、三つ折りにします。
今回は、瞬間接着剤 ゼリー状をチョン塗り(シミになりました)
輪になった折り目の端から、挿入して、飛び出た ハリスをカット。
今度は、ロープの長さを ヤード×4で編み込んだら、余り×1.5で丁度よかったです。
ロープ編み込みも、成功!
ヤードの下から、帆に通して下のロープに絡めます。
上手くなったら動画に上げますね。
帆の取り付け位置は、クギや金具の位置から縫い合わすと、帆の丸みが出やすいですよ。
試しに、左右を張ってみました。
いい具合に再現出来て満足です。
あとで、上の滑車から斜めに張っていきます。
仕上げに のりを吹き付けて、ドライヤーで乾かして、完成です。
アッパートップ・ロアトップ・ロア スル
ミズン残り3枚
帆の切り方も慣れました。
まず、切り抜き線より 3mm外側に鉛筆でケガき、切り取ります。
スケールを合わせ、谷側にしっかり折り目を付けます。
折り目にスケールを合わせ、裏側に鉛筆で線を引きます。
帆を裏返すと…
二重に線が引けてますね。
スケールに線を合わせて、三つ折りを作ります。
2回折ったら、しっかり折り目を付けます。
今回は、木工用ボンドを使用。シミにならず、一番塗りやすい!
が、洗濯のりをスプレーすると剥がれやすいので注意!
先に左右から折り、次に下側を作ります。
ボンドが乾く前に、ハリスを挿入します。
帆が ずれる! 原因は?
ヤードが長くなると、帆のズレも ひどくなります。
アッパートップ の帆を、編んでいる最中に気が付いたら、右に5mm ずれていました。
対策で金具の所に、アイマークを引きます。
ずれないように、 クリップで 挟みました。
金具と帆の角度も、180度ぐらい傾けて縫い始めます。
編んでる最中は、以外にも フートロープやブロックが、邪魔でした。
特に、フートロープを巻き込んでしまうので、イライラします。
原因が分かりました!
ヤードの下で、ロープを絡めたときに、右に引っぱりながら、編んでたのが失敗でした。
画像の様に、真下に引きながら、整えて次の穴に進めます。
5枚、作り終わりました。
ミズンの最後 ロアヤードが、一番キレイに出来たと思います。
最後に帆を引っ張り、金具と帆が、90度になる様に整えます。
バントラインとクリューラインの穴も忘れずに開けます。
ブロックは、ロアトップスルと、ロアスルに付きます。
まとめ
- 帆の染め方は、ご参考に。
まぁ~素人が染めたので、こんな物でしょうか?
もう少し、焦げた色に染めたかったです。 - 釣り糸も、ご参考に。
本当はフロロカーボンが欲しかったのですが、高いのであきらめました。
安くて太いのは、これしか売ってませんでした。
10mぐらいの、都合がいい安物なんかありませんよね。 - ハリスが硬いので、切れ味の悪いハサミだと壊れそう!
ヌルっとした感じで、切断面が溶けた感じにつぶれます。
使った感想は、いいですね! 帆の膨らみの再現も、よく出来たと思います。 - 最初のロイヤルスルは、ハリスを挟んでゴムのりを接着。
が! 接着が上手く出来ず、折り目がシワに。
次は、三つ折りにして瞬間接着剤を使ったら、シミになりました。
今度は、木工用ボンドを使いました。
一番使いやすいですが、洗濯のりを使うときは剥がれるので注意! - 帆を編むロープの長さは、ヤードの4倍ぐらいが丁度いいと思います。
- 帆に穴を開けてから、ヤードと結びます。
ついでに、バントラインとクリューラインの穴も開けましょう。 - 折り代~切り抜き線は 4mmですので、切り抜き線より 3mm外側に鉛筆でケガき、切り取ります。
三つ折りは、しっかり折り目をつけて接着します。 - ヤードに帆を編み込むときは、左右に引っぱると、その方向にずれていきます。
下のロープと絡めたら、真下に引っぱります。
ヤードと帆の角度は 180度ぐらい傾けて、編み終わったら 最後に帆を引っ張り、金具と帆が 90度になる様に整えます。 - フートロープとブロックが以外に邪魔。
一緒に編み込んでしまい、後から気が付き イラッとします。 - 最後に ブロックを、ロアトップスルと、ロアスルに付けて完成です。
以上で、ミズンマスト《セイルを染めて 帆の膨らみを再現》の内容を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
次回は、メインマストのセイルを組み立てます。お楽しみに!