㉛≪ カティサークを作るぞ‼《ステイロープ・スパンカーの張り方》
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2022.11.19

帆桜
こんにちは、帆桜です。
ここからロープ張りが始まります。
複雑に入り組んでいきますので、自分なりに やり易い様に張っていきます。
日本丸の経験も活かしながら、進めていきますので ご参考にして下さい。
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ロープの張り方、結び方を分かりやすく動画にまとめました。
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大好評 ラットラインの張り方
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デッドアイ ロープの編み込み
こちらも 好評動画です。
ステイロープの張り方
画像はすべて拡大できます
説明書の文言です。
各ロープの張り方は、説明通りに進めていきます。
巻き結びは、白の 縫い糸を使います。
クリップは使わず、テープで仮止め。
ロープの、張り加減は難しい!
強く張るとマストが傾き、弱いとロープが弛むので、ステイスルを張ったら、帆が だらしなくなりそう?
それでは、張っていきます。
①・②・④ は、マストから往復します。
張り加減が分からないので、すべて仮付けしてみます。
まず、① 左舷側のステイロープを巻き結びで縛り、ボンドを塗布。
白ロープは縫い糸です。
実物もこうなってますよ~
デッキの動画は 4分55~
The Cutty Sark – The great tea clipper ship
左舷のフックに結んだら、フォアマストの トップボードに通します。
往復して、右舷のフックに通し テープで仮止めして置きます。
次に②
このフックに、共付けとは思わなかった?
ロープが入るか心配でしたが、なんとか成功!
チェーン取り付けのとき、細ロープを結んでいたので、よかった~!
バウスプリット左舷側 4カ所、白ロープで巻き結び。
クロスツリーから往復して、右舷のフックに通します。
①~⑤ 全てのロープを、仮にテープで、止めておきます。
マスト側は、細黒ロープで巻き結びで、束ねておきます。
白ロープで巻き結びをし、各ロープを触りながら、張り具合の確認をします。
ロープに気を取られていると、マストが傾くので難しいです。
番号順に仕上げた方が、マストの傾きが少ないと思います。
デッキ側から仕上げていきます。
巻き結びを本締めして、ボンドを塗布。
ジブ・ブームは、白ロープで3カ所、巻き結びをします。
マスト側は、巻き結びだけ接着して、ロープを上下に動かせるようにしておきます。
後から、張り具合の調整ができます。
メイン~フォア
メインマスト Ⓑ から仕上げていきます。
トップボードから往復し、フォアマスト下側の、フックに取り付けます。
次に Ⓐ クロスツリーと、進めていきます。
クロスツリーの上側は、ストッパーが無く、ズルズルと上に滑って来ます!
この時は、木片を使い ストッパーの代わりにしました。
このような場所が、4カ所あります。
ミズン~メイン
マストの中間に固定するには…
今まで上から斜めに張っていましたが、このような部位は 下から張ります。
船尾側に真っ直ぐ 水平に引っ張り、ロープを束ねて接着します。
ここもメインのトップボードから先に仕上げます。
船尾側に、真っ直ぐ引っ張って接着します。
ここは、黒巻き結び 1カ所です。
これで最後です。
ロープの弛み、マストの傾きに気をつけながら、調整して張っていきましょう。
完成です。
若干マストが 傾いていますが、ロープを緩めに張ると、ステイスルが弛みそうなので、これぐらいに仕上げました。
メインスル の張り方
《メインスルは、船の向きが風に対してまっすぐになりやすい》
ここから見られた方へ…
㉖ページで、帆の取り付け方を紹介しています。 ご参考にどうぞ!
ハリヤードを、矢印の方向に引っ張りながら スペンサーガフの角度を調整します。
《ハリヤード》帆を引き揚げるロープ。
茶ロープで、膨らみを調整し ブレイルラインを張ります。
《ブレイル》帆を絞る
メインマスト下側の ビレイピンに一周巻き付け、接着します。
左右の黒ロープが ハリヤード。
手前の、茶ロープはブレイルラインです。
スペンサーガフから、甲板のブロックに張っていきます。
上のブロックに結んで、下から往復してビレイピンに接着。
ロープを張ったら 帆にシワが…!
スペンサーガフが、下がってしまった。
シワになってしまったので、上からチェーンで引っ張ります。
工夫して取り付けてみました。
ご参考に…
下側の帆が、上手く膨らまなかったので、シートロープも工夫して張ってみます。
《シート》帆を後に引くロープ
マストの金具に結び、 Yの字に張りました。
ボートは邪魔なので、後付けをおすすめします!
メインスル完成
どうですか?
帆の膨らみも、上手く再現が出来てると思います。
皆さんも色々工夫して張ってみて下さい。
スパンカー の張り方
《スパンカーは空気抵抗を利用した舵の補助に使われます》
クロスツリー から、スパンカー ガフ にチェーンを張ります。
次に スパンカー ガフから、スパンカー ブームと、張っていきます。
取り付けは、ロープで縛り 接着します。
チェーンが弛まないように、上下のガフを見ながらチェーンを、ひとコマずつ詰めながら張ります。
調整が難しいので、慎重に作業してください。

龍蔵
オ”~ィ! ドクロの頭に、ブッ..ぶつかる~ キィ~付けろゃ!
思わず、首がすくんじまうぜ‼
スパンカー ガフを張ります。
ブロックに結び、甲板から往復します。
ロープの末端が!
まさかフックに通すとは…
甲板に取り付けた、フックの穴をボンドで固めてしまった!
ピンセットの先端で、穴をほじって、なんとか貫通…
ア”~ ヤバかった!
スパンカー ブームも、同じように張ります。
左右のロープを引っ張り、ブームを好きな位置に、固定します。
若干、右舷に傾けた方が、カッコイイですよ!
僕は、ドクロが見えなくなるので、真っ直ぐに張りました。

龍蔵
カッコつけて、手を振ってんだから…
俺達が 隠れないように たのむぜ‼
仕上がりはこんな感じです。
チェーンの張り加減を調整しながら、スパンカーブームを下に引っ張ります。
最後に、帆の丸みを整えて完成です。
ハリヤード(黒)ロープで帆を上に引っ張ります。
ブレイルと シートロープ(茶)で帆の丸みを整えて、スパイーダーバンドのビレイピンに接着します。
自作旗 飾りました!
カッコイイですね~ ^^
作ってよかったです。
刺繍で作るのは難しかったですが、いい思い出が出来ました。
皆さんも、これを参考にして色々作ってみてくださいね!
まとめ
- さて、いよいよロープ張りが始まります!
日本丸の経験も、活かしながら進めていきますので、よろしくお願いします。
- ステイロープの張り加減は難しい…
マストが、意外にも弓なりになります。
やはり高さもあり、木材で先が細長いので、ロープに集中していると気が付いたら、マストが反っていました。
- 白巻き結びは、本物を真似してみました、ご参考に。
- フックに共付けする部位が、何カ所かあります。
ボンドの塗りすぎに注意!
- ビレイピンにロープを掛けるのは、大変ですね!
なにかいい道具があれば、次回 考えて作りたいと思います。
- メインスルの下側、シート ロープを張るとき、ボートが邪魔です。
僕は、最後にボートを可動式、ぶら下げるつもりだったので、結束していませんでした。
幸い、結果 良かったです。
- 帆の丸みの再現が、上手く出来てよかったです。
やっぱり、ハリスを使って正解でした!
ぜひ皆さんもお試し下さい… お勧めします。
- 自作した海賊旗を参考にして 皆さんも作ってみては、いかがでしょうか?
世界に一艘の カティサーク
以上で、カティサークを作るぞ‼《ステイロープ・スパンカーの張り方》の内容を終わります。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
次回は、ジブ・ステイスル(三角の縦帆)の張り方です。 お楽しみに!